設計事務所の業務

小川建築事務所が行うのは、建物の「設計監理」です。
「設計」とは文字通り建物の設計図を作成すること。「監理」とは工事がその図面通りに進行しているかをチェックする業務です。
実際に建物の工事を行うのは、競争入札にて選定した建設会社さんですが、それとは別に第三者の立場から設計事務所が「監理」する事で、建物のクオリティは確実に向上します。

設計監理の対象

住宅はもちろん、店舗や社屋・工場など、あらゆる建物の新築・増築・リフォーム工事の設計監理を行います。
構造については、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造に対応し、また建物の規模や用途に相応しい工法をご提案します。

設計監理スケジュール

平均的な木造住宅をモデルにした、建物完成に至るまでのスケジュールです。
計画開始から竣工まで概ね1年程度です。

初回面談
建物に対するご要望・敷地条件、そこに込める想いをお聞かせ頂きます。全体スケジュールや契約に関する内容、建物に関する考え方をご説明します。

初回プレゼン
面談から概ね2週間後、 お聞きした情報を基に平面プラン・CG・模型等を用いて、初回のプレゼンをさせて頂きます。
プロジェクトの方向性を見定める事を目的としますので、この段階でのプランで間取りや外観が決定するわけではありません。
また、初回プレゼンについては費用は頂きません。

基本設計
2週間に1度程の打合せを繰り返し、間取りや外観の骨格を固めていきます。
決まるまで何度も訂正や提案を行いますが、ここがかなり重要です。

実施設計
基本設計の内容を基に、実際に現場で使用する図面を作成します。
仕上げ材料から家具の仕様、照明器具や水廻り等、敷地に造られる全てを図面としてまとめていきます。この間も、2週間に1度程度の打合せをお願いし、ご意見をお聞きしながら設計を進めます。

工事費見積り
実施設計がまとまった段階で3~5社の建設会社さんに見積もりをお願いします。見積もり結果を精査し、また最終金額の調整を行って、工事を依頼する建設会社さんを決定します。

確認申請
多くの建物の建築には、計画内容が建築基準法に適合している事を行政に審査して頂く必要がありますので、この手続きを建築主の代理人として行います。
行政への申請費用は設計監理料とは別にご用意頂きます。

契約
決定した建設会社さんと、支払い条件や工期を取り決め「工事契約」を結んで頂きます。
小川建築事務所とは、工事費の10%を目安に「設計監理契約」をお願いします。

工事監理
半年ほどの工事期間の間、図面通りに工事が進んでいるかをチェックする「監理」業務を行います。
ただし「図面通り」が全てではありませんので、実際の現場を見ながら、仕上げサンプルによる検討や、専門業者さんとの打ち合わせを重ね、全ての最終決定は現場で行います。

竣工検査・引渡し
工事の完成状況を検査し、合格した段階で引渡しとなります。
設計監理業務はここで完了ですが、将来にわたるメンテナンス等、建物が存在する限り長いお付き合いは、ここから始まります。

設計監理料

一般的な木造住宅の場合、工事費の10%を目安に設計監理料をお願いしています。建物の規模や工事金額に応じて、個別にご相談します。
お支払いは、設計業務完了時(工事費確定時)に設計監理料の内の70%、
監理業務完了時(引渡し時)に30%を頂戴します。